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287]
秋公演評
速きを以て尊しと為さん。
勘定場 2022/11/08(Tue) 16:46
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286]
寸評
《床》
「上田村」…八割感嘆+二割疑問
「八百屋」…越路師によってここが切場になったことを再認識
「道行」…千代の可憐と半兵衛の武
「弥陀六内」…御簾内でよい
「宝引」…省略版、家の芸、客の力
「熊谷桜」…合格、次への発展が楽しみ
「陣屋」前…安心
後…安定
「沢市内」…予想通り
「山」…一杯一杯
「勧進帳」…未聴は十時帰宅と天秤に掛けたから(ちろん演者ではなく演目を)
《手摺》
・マクラの下女はこれでよい(というかここで前受けを狙った奴の気が知れぬ)
・おかるが抜群、お千代半兵衛平右衛門に悪婆母の完全体、金蔵も伊右衛門もよい
・敦盛の気品、藤の局と義経が抜群、熊谷大健闘、弥陀六も本物、相模は別格
・第二部の端役からツメ人形までそれぞれがよく働いた
・貞女お里の献身がピタリ、沢市の内向内攻も納得
・勧進帳未見は問答済んで途中退席と迷ったが非礼を避けた
勘定場 2022/11/05(Sat) 21:57
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285]
聴育
しかしながら、
この頭巾は等閑視されて久しい。
(若手や中堅の力試し程度では被れもせず、
三宅坂の視聴室に出向く(嶋勝司の初演時)しかない現状に、
何とかしてライヴ体験(呂勢が最適)出来ないものかと思う。)
世界無形文化遺産となった和食には、
食育という概念が定着しつつある。
人形浄瑠璃文楽はというと、
聴育という国家的一大事に未だ気付いてもいない。
(歌は世に連れ…などと脳天気に嘯いているようでは、
斯界も人に恵まれないものだと嘆息せざるを得ない。)
もちろん、
育てるどころかダメだと切り捨てて唯我独尊たるなどは、
語りどころかお話にもなるまいが。
勘定場 2022/11/05(Sat) 21:39
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284]
聴耳頭巾
自然に出来上がらないのであれば、
聴耳頭巾を被るより他はない。
「浄曲窟」もう一つの解説には、
駒太夫風「上燗屋」への言及がある。
『浄瑠璃根本鑑』初編にも収録されており、
サイズといいデザインといい、
被るには絶好の頭巾である。
勘定場 2022/11/04(Fri) 07:42
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283]
自然破壊
客の耳が出来ていない今日。
もちろん視覚優位の現代ということもあろうが、
耳が出来上がらなかったのである。
昭和四十年代までなら自然に形成されたもの、
その自然はもう望めなくなってしまった。
勘定場 2022/11/03(Thu) 07:50
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282]
一体化
今月の「浄曲窟」、
極上であり特別である理由の一つは、
演者と聴衆との一体感にある。
手が鳴り声が掛かるところ、
まさにそこをおいてよりほかはなく、
床と客席が一体となって、
一つの奏演が形作られている。
客の耳が出来上がっている証拠でもある。
勘定場 2022/11/02(Wed) 06:30
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281]
十一月
ハロウィンとクリスマスの間、
とりわけ大切にしたい一ヶ月である。
別にカボチャやサンタが気に入らないというのではない。
先月上旬までが夏になってしまった現在にあって、
秋という季節そして秋の心のありようというものに、
静かに思いを馳せたいと思うからである。
勘定場 2022/11/01(Tue) 18:16
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280]
続・情報資料室
新規掲載がございます。
トップページのリンクからご確認ください。
勘定場 2022/10/10(Mon) 21:36
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279]
情報資料室
増補ならびに補訂されております。
トップページのリンクからご覧ください。
勘定場 2022/10/04(Tue) 18:18
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278]
十月
神無月は亡国、
神在月が興国。
無論旧国名のことではなく、
神そのものが亡んでしまった国ということ。
では、神が在す国とは…
勘定場 2022/10/01(Sat) 07:46
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