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[235] 大学生ふたりの文楽鑑賞2
物語は観るものを魅了する納得の展開を見せます。
伏見稲荷の段では、静御前と義経の別れの話に意識がいきます。
道行初音旅では、吉野の桜を舞台に源平の思い出話をします。
満開の桜と迫力のある義太夫によりこの回想がより引き立ちました。
そして、これらの段では狐の演出に、
そこになにがあるのか疑問を持ちながら進行していきます。
ついに、河連法眼館の段で狐の親子の別れの話に焦点があたります。
ここで、「静御前の別れ」と「狐の別れ」二つの平行線が交わります。交錯した別れの儚さ。
クライマックスの場面では、桜吹雪により、
それまで別れの儚さを象徴してきた桜が
望外の喜びを表現するために用いられることで、
逆説的にその儚さがより強調されたと思います。
望月 2022/04/17(Sun) 14:38 | 返信 | 削除 |
[234] 大学生ふたりの文楽鑑賞1
大学の授業で演劇学を取ったことを切っ掛けに
4月4日に国立文楽劇場へ文楽「義経千本桜」を
鑑賞しに行ってきました。
鑑賞した感想を僭越ながら投稿いたします。
以下の感想は我々大学生の双子が共有したものです。
全くの素人の視点ですので、
的を外した拙文となっておりますが、
何卒暖かい目で見て頂ければと思います。
 
 はじめに言いたいことは、想像を何倍も上回る感動だったということです。
観客の心の動きと共に展開される物語、
太夫の声と三味線だけで人間の感情を細部まで表現する義太夫、
機微な動きで人間のリアルさを追及する人形遣い、
その全てが新鮮で心踊りました。
余韻に浸っています。
望月 2022/04/17(Sun) 14:36 | 返信 | 削除 |
[233] 春公演評
落花微塵になる前に、というわけではなけれども、
遅れて熟するはずもなく、
拙くも速ければとの思いにて書き上げた次第。

皆さまの観劇評をお待ちいたします。
勘定場 2022/04/09(Sat) 19:57 | 返信 | 削除 |
[232] 寸評
「伏見稲荷」太夫と人形は明快だが魅力に欠ける。三味線は師の継承者。
「道行」足取りが素晴らしく春風駘蕩まさに満開の桜。扇の放物線とも合致。
「八幡山崎」絶品。これだけを聞きに毎日劇場に通いたいもの。忠信よし。
「四ノ切」至上の出来。義経の述懐も。三味線がまた絶佳。
     この狐忠信を見ないと生涯の悔いとなろう。
「万代池」掛合だが人形と併せて各々の個性が際立って面白い。
「合邦の中」三味線は前回のあの出来を彷彿、太夫はいつも通り。
「合邦の次」マクラで情景が定まるという至高。が、合邦と女房は映らない。
「合邦の切」人形玉手の意志、三味線の魅力、太夫合邦の悲しみ。
「花菱屋」黒衣の場の魅力再発見。三業しみじみと客席をつかむ。
「日向嶋」盲目の父景清の情が伝わり涙。三業ともに父娘=人間の情愛を描出。
「蝶の道行」三業の芸はさぞやと想像したが、花冷えの夜ゆえ失礼した。
勘定場 2022/04/02(Sat) 22:48 | 返信 | 削除 |
[231] 情報資料室
こちらも新年度にふさわしく、
百花繚乱となっております。
是非それぞれをご堪能ください。
勘定場 2022/04/01(Fri) 06:53 | 返信 | 削除 |
[230] 4月
吉野山去年の枝折の道変へてまだ見ぬ方の花を尋ねむ 西行

草庵に暫く居ては打破り 芭蕉
  命嬉しき撰集の沙汰 去来
勘定場 2022/04/01(Fri) 06:48 | 返信 | 削除 |
[229] 3月
文楽座には周太郎がよく似合う
「もし「文楽」だけの話、義太夫だけの話なら仕事は比較的容易なのだ。……
 「文楽」と人形浄瑠璃とを通して、歌舞伎研究に至る道の開拓を志して来た。……
 文楽で一番の年長者は、人形遣いの吉田冠四氏である。……
 が、この場合の遺憾事として、このよき老人は文楽系というより、元来、堀江座系統の人だ。……
 もし氏が文楽側の人であったら、古老の尠い文楽では光栄ある字引であり得たと思う。……
 純粋の文楽の生えぬきという意味では、周知の如く前の紋下津太夫が一番古い」(三宅周太郎『文楽の研究』)
勘定場 2022/02/28(Mon) 22:31 | 返信 | 削除 |
[228] 情報資料室
ね太郎様より新掲載ならびに増補いただきました。
いずれも興味深くまた有用な資料であり、
これにて益々の充実となりました。
汗牛充棟の感まで出てきたと称してよいかと存じます。
勘定場 2022/02/04(Fri) 23:09 | 返信 | 削除 |
[227] 2月
拡大
感染同心円状而再生産
劇場唯一而縮小再生産
勘定場 2022/01/31(Mon) 19:14 | 返信 | 削除 |
[226] 広大無辺
人形浄瑠璃の楽しみは、
もちろんそれ自体のエンタメにありでしょうが、
歌舞伎と根本的に異なるところは、
後者が時代物でも日常に引き摺り込むのに対して、
浄瑠璃はむしろ人間を広く深いところへ、
すなわち非日常の世界を感知せしめるところにあります。
千秋氏の評言はまさにその典型であり、
真理や本質を追究しようとする姿勢こそ、
相通ずるものがそこここにあるわけです。
勘定場 2022/01/31(Mon) 19:12 | 返信 | 削除 |

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