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[229] 3月
文楽座には周太郎がよく似合う
「もし「文楽」だけの話、義太夫だけの話なら仕事は比較的容易なのだ。……
 「文楽」と人形浄瑠璃とを通して、歌舞伎研究に至る道の開拓を志して来た。……
 文楽で一番の年長者は、人形遣いの吉田冠四氏である。……
 が、この場合の遺憾事として、このよき老人は文楽系というより、元来、堀江座系統の人だ。……
 もし氏が文楽側の人であったら、古老の尠い文楽では光栄ある字引であり得たと思う。……
 純粋の文楽の生えぬきという意味では、周知の如く前の紋下津太夫が一番古い」(三宅周太郎『文楽の研究』)
勘定場 2022/02/28(Mon) 22:31 | 返信 | 削除 |
[228] 情報資料室
ね太郎様より新掲載ならびに増補いただきました。
いずれも興味深くまた有用な資料であり、
これにて益々の充実となりました。
汗牛充棟の感まで出てきたと称してよいかと存じます。
勘定場 2022/02/04(Fri) 23:09 | 返信 | 削除 |
[227] 2月
拡大
感染同心円状而再生産
劇場唯一而縮小再生産
勘定場 2022/01/31(Mon) 19:14 | 返信 | 削除 |
[226] 広大無辺
人形浄瑠璃の楽しみは、
もちろんそれ自体のエンタメにありでしょうが、
歌舞伎と根本的に異なるところは、
後者が時代物でも日常に引き摺り込むのに対して、
浄瑠璃はむしろ人間を広く深いところへ、
すなわち非日常の世界を感知せしめるところにあります。
千秋氏の評言はまさにその典型であり、
真理や本質を追究しようとする姿勢こそ、
相通ずるものがそこここにあるわけです。
勘定場 2022/01/31(Mon) 19:12 | 返信 | 削除 |
[225] 「尼ケ崎」聴き比べ 5
☆四世津太夫も感知している。
 津太夫は山城に師事したので、音楽性も豊かで、「名残惜しやと手を取って。…いぢらしさ。」は、間といい、旋律表現の美しさといい、胸に沁みるものです。しかもこの人は言葉の意味を伝達しようという意志が強く、発音が明確で潔い。山城の規矩を超えようとしている。故に「英傑の志」が鞏固であり「勇気の眼色」が決然として、あたりを払うのは津太夫の決意と一体化しているからでしょう。浄瑠璃への、痛みを伴うその投企こそが、我々の琴線に触れてくるのです。
 「環境世界」から異次元へ。それが四世津太夫を聴く醍醐味でしょう。

切語りになられた御三方に期待しております。

        以上
千秋 2022/01/26(Wed) 21:27 | 返信 | 削除 |
[224] 「尼ケ崎」聴き比べ 4
☆若太夫は感知している。
 「顕はれ出でたる武智光秀。」の出現の不穏さ。出現そのものが噴出であると言う強烈さ。尋常の出現ではありません。しかし光秀の出現する場所は本来ここでは無かった。故に悲劇となる。若太夫は荘重に悲劇性へと向かいます。
 光秀は「英傑の志」を有しているのですから、妻のクドキがチャラチャラとリズムにのって軽快に纏わりついても、「猪口才な諫言だて。」と一蹴するのは当然でしょう。若太夫の「舌の根動かすな。」の凄絶さは、もはや次元の異なった場所に半身を委ねた光秀の言葉そのままです。それを作者は「勇気の眼色」と言っていますが、その眼は環境世界の外に向かって開いており、「取付く。島もなかりけり。」

 しかしその「勇気の光秀も…輪廻のきづなに締めつけられ…雨か涙の汐境…」。若太夫の大落しの悽愴さは、唯の泣き落としなどではなく、環境世界を割って噴出した光秀が、異次元にも確固として存在する大輪廻に締め上げられて落下したのであって、実に異次元からの大落下であったと言う事を如実に示すものです。
 
若太夫は光秀そのものである。
千秋 2022/01/26(Wed) 21:24 | 返信 | 削除 |
[223] 「尼ケ崎」聴き比べ 3
☆獨逸の生物学者ユクスキュルは「環境世界」と言う概念を呈示したのだが、これは其々の生物は其々の認知能力に応じて別個の世界(環境)に生息している、という事を意味するものである。
犬には犬の、人間には人間の。同じ世界に生きている様に見えて、実は別の固有の環境世界に棲んでいるのだ。
またその概念を敷衍して「環境世界緊縛性」という事も言われる。
つまり動物はその認知能力の限界からして、その環境から脱する事は出来ないのである。
しかし複雑な神経組織を形成するに至った人間だけは環境世界を超えていけるのだ。
 多くの人間は「環境世界」に緊縛されたまま、一生を終える。しかしそうで無い人間もいて、その人は「環境世界」の裂け目から、別の世界を見、マグマの様に噴出する。
 故にその人は「逆賊非道」「逆賊無道」と言われるのだ。

 この「尼ケ崎」の詞章は名文であり、節付けも素晴らしい名作と言われるに至ったのは、光秀の存在がマグマの噴出、世界を切り裂く行為の実践者と感知した人々の為せる業であろう。
千秋 2022/01/26(Wed) 21:22 | 返信 | 削除 |
[222] 「尼ケ崎」聴き比べ 2
☆一転して古靭は全体を見通して、精密な構成を企てており、またその部分部分にそれぞれ極めて精緻な技巧を施しています。「泣く泣く取出す緋縅の。…」辺りの旋律は、高低、強弱、緩急が自由自在で、そのまた一音毎に旋律が含まれて、恰も入れ子型になっており、聴き手の脳の中では音が重層的に感じられます。またリズムも素晴らしく、「現在母御を手にかけて。」は三味線と相俟って、クドキの切実さと「猪口才な諫言だて。」と一蹴される軽さが入り交じって絶品です。
 古靭の「尼ケ崎」は光に応じて彩が変化する川の流れの様で、波音高く低く、「地」の水は「詞」の小岩に戯れ流れ寄り、小岩を浸し、また露わして「地」と「詞」が融け合った陶然たる趣きを呈します。彩は華麗かと思えば哀傷に充ちて陰影あり、流れの音は凝縮するかと思えば千々に砕けて交互に反響します。そして余韻の重層と交錯。

 即ち古靭の浄瑠璃は交響楽なのです。まさに空前絶後。

 しかしながら「武智光秀」とは壮大な不協和音ではないのか。
千秋 2022/01/26(Wed) 21:19 | 返信 | 削除 |
[221] 「尼ケ崎」聴き比べ 1
 御三方が切語りになられ、それを寿ぐべく「新春公演(1月24日、第二部、絵本太功記)に参上すべきところ、オミクロン株のあまりの蔓延ぶりに行く手を阻まれ、やむなく巣籠って、名人達の「尼ケ崎」競演をCDで味わう事にしました。
名人達の彩の鮮やかさに耳を奪われたので、この場をお借りして、拙い感想ながら書き記してみる事に致しました。

CD 三世津太夫(友次郎)・古靭(三世清六)・若太夫(四世綱造)四世津太夫(六世寛治)

☆三世津太夫は直情径行、素朴で衒いが無く一直線。古風な浄瑠璃とはこの様なものであったのでしょうか。
千秋 2022/01/26(Wed) 21:17 | 返信 | 削除 |
[220] もう一人
実力から見て切の字を付けるべきですが、
年功が未だしということでしょう。
四月の配役を見てもわかります。
かつて駒太夫が語ったあの端場ですから。
勘定場 2022/01/24(Mon) 23:03 | 返信 | 削除 |

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