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315]
続々・増補
『太棹』との確執を詳細に【研究】で辿っております。
これにて全容がより明確に理解いただけると存じます。
勘定場 
2023/03/03(Fri) 22:09
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314]
『鴻池幸武文楽批評集成』続・増補
備考に大幅な増補をいたしました。
PDFや画像へのリンクも加え、
参照に便宜を図っております。
勘定場 
2023/03/03(Fri) 11:57
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313]
参月
情報資料室に佳品二点を収録。
トップページのリンクから、
ここにも春を感じていただけよう。
さて、
五月は久し振りに風薫るはずが臭気漂うことが確定的となり、
今から活性炭を用意して置かねばならない。
無知の無知が招く心労は斯くの如しである。
勘定場 
2023/03/01(Wed) 15:38
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312]
『鴻池幸武文楽批評集成』再増補
「『競伊勢物語』に就きて」に備考を加えました。
勘定場 
2023/02/13(Mon) 10:55
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311]
『鴻池幸武文楽批評集成』増補
勘定場 
2023/02/10(Fri) 09:20
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310]
情報資料室更新
勘定場 
2023/02/02(Thu) 07:55
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309]
弐月
厳冬にして厳寒。
衣更着そのままは内に引き籠もるより他はなく、
それは外の政治が極寒ゆえでもある。
令和も五年にして冷倭と暴かれ、
もはや凍て付くのみである。
勘定場 
2023/02/01(Wed) 09:05
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308]
『鴻池幸武文楽批評集成』増補
「勾欄雑筆」「操雑筆」に備考を加えるとともに、
研究として「実父の鴻池善右衛門幸方」および「幕内秘録」に関するものを掲載しました。
勘定場 
2023/01/25(Wed) 14:45
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307]
我が意を得たり
千秋氏の劇評により、
難物の権太が見事に解釈されました。
小金吾討死に関する評も素晴らしいの一言に尽きます。
勘定場 
2023/01/25(Wed) 14:42
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306]
国立文楽劇場 令和五年 一月公演 (一月十七日) その4
‥‥しかし綱太夫と若太夫はもっと凄かった、と言えば無いものねだりになるのだろうか?
全くその通り。無いものをねだろう。
根本的に権太の捉え方が違うのである。「権太」は「もど」る為にいるのではないのだ。
「浄曲窟」で綱太夫の「椎の木」、若太夫の「鮓屋」を聴くと、権太には奇妙な魅力がある事が判る。
「よい子はあんな事やってはいけません!」と言われてよい子はやらないが、本当はやりたい事ばかりを権太はやっているのだ。
石で椎の実を落とす「鍛錬」は人間相手にして泣かせたのだろう、無力なよい子の憧れである。小金吾相手の強請もなんと上手い言いがかり。知能犯。こうして働かずして食いたいものだ。小金吾のコンプレックスに違い無い大前髪をネタにして「前髪を一筋づつ抜くぞよ。」と言う高度ないたぶり。上手いものだ。弱いと見ればつけ上がり、強いと見れば上手く逃げて、「衒りの習ひ金見ると、‥手ばしかく、」金はちゃんと自分のものに。
よい子も観客もこんな事をしてみたい!と実は思っている事を、綱太夫はよく知って、楽しく生き生きと権太を語るのだ。よい子も観客も開放されてしまう。「権太」の醍醐味は此処にある。故に「もどり」を予期して、実は権太は「よい子」だったと設定するのは、料簡が狭いのである。
権太は脈絡も定見も無い野生の男で、唯その場その場の動物的カンで行動している。それを「いがみ」と言うのは、統制された人間の言い草で、そう言う人間は「野生」を隠蔽しているうちに、活力衰えついに見様見真似で生きているだけになるのである。鷗外はその欺瞞を「かのやうに」と名付けた。
権太は「テモマア冷たいほでぢや」と子の手を温めてやるが、それは子の冷たい手を我が手でじかに温めてやるという、動物的な真意から出た行為であって、手袋買って済ませる様な、見せかけの愛情とは違うのだ。
若太夫の「鮓屋」に於いても、母親を騙して金を巻き上げようとするが、既に「根問ひは親の騙され小口」と母親は騙されたがっており、権太はその母に甘え切っている。故に例え騙し騙されようとも、親子の情愛は違う次元で確固として存在しているのだとはっきり感じられて、意外にも感動してしまうのである。ひとえに若太夫の力である。
権太の行為は多くが世知辛い世を世知辛く生きている小心者の我々の現実を足蹴にする行為で、よい子は真似をしてはいけないが、よい子の胸に燻り、大人の心にも燻り続けている火種なのである。それに火を点けずしてなんとしよう。
綱太夫と若太夫はそれに火を点けた。
浄瑠璃はこんな事も出来る。
「もどり」に押し込むのは大変であるが、予定調和に陥らず、空中分解も辞せずと決意した誰かに、「権太を張っ」て欲しいものだ。
以上
千秋 
2023/01/23(Mon) 20:53
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