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捌月の再認識

つばめの語る女たちの魅力的なこと。
相子は浄瑠璃が血肉化しているし。
(勝平と十九はあらためて悔やまれる)

もちろん、
津の団七と義平次の聞き比べを楽しんでいただくのですが、
まずは寛治の三味線に耳を傾けられますよう。
勘定場 2020/08/02(Sun) 09:49 No.30

疫病神退散祈願

疫病神退散祈願
三婦内:つばめ=錦糸・相子=勝平・長町裏;津十九=寛治196407NHKR
長町裏:相生津=寛治19620728TV


捌月の疫病神退散祈願
三婦内:つばめ=錦糸・相子=勝平・長町裏;津十九=寛治196407NHKR
長町裏:相生津=寛治19620728TV

秋祭りは収穫感謝、
夏祭りは疫病退散。
なお、
疫病神とはもちろん比喩的な意味であり、
ウィルスとの共存を正しく図るためであります。
勘定場 2020/08/01(Sat) 06:03 No.29

漆月の飢餓感

人形浄瑠璃は録音・録画のみにてはどうにもならぬ、
劇場で演じてこそとの思いが満ち溢れんことを。
空腹の茶漬けは利休の専売特許に非ず。
勘定場 2020/07/04(Sat) 08:28 No.28

陸月の再会祈願

浜松小屋:南部=錦糸19670627NHKR
笑い薬:住=勝太郎19550702QR
宿屋:綱=弥七寛弘・大井川;土佐=吉三郎196307朝日座NHKR

平らに成った時代、
「情」を押し出せば、
大団円に至るように思われました。
その結果がこの令和です。

昭和がいかに黄金時代であったか、
これらを聞けば、
金メッキとの差異が明確に成りましょう。
観客の反応も含めて。

その耳をもつことにより、
劇場で再び浄瑠璃義太夫節と再会てきますことを。
勘定場 2020/06/01(Mon) 06:12 No.27

伍月の比較対照

「質店」(「蔵前」を除く)には詞章しかありませんが、
山城の語りを比べることで浮かび上がることがたくさんあります。
それにしてもこの「質店」は空前絶後です。
劇場の聴衆(観客)が完全に飲み込まれている様子もわかります。

「壺坂」はいうまでもなく名人大団平が節付けしたもの。
寛治師は団平の心酔者でもありましたから、
同じく団平の直弟子を名乗る道八の芸談を同時に読むことで、
これまた多くのことを知ることができるのです。
勘定場 2020/05/02(Sat) 11:23 No.26

伍月の主客

質店:山城=弥七19511207NHKR
→参考:古靱太夫を聴く会19430328配布小冊子「質店」部分
風の研究壺坂:寛治19610108m
→参考:『道八芸談』19440105「壷阪寺の段」

耳からの音源に、
目からの情報を加え、
比較考察いただければ。

もちろん、
引き続き取って置きの蔵出しでもあります。
勘定場 2020/05/01(Fri) 06:24 No.25

肆月の聴桜

鮓屋:若=広若
道行初音の旅:土佐相生翁文字他=藤蔵重造徳太郎他
河連館:綱=弥七団二郎

肆月の花は耳で愛でる。
取って置きを蔵出しいたしました。
国立開場後の録画等は然るべきところが出すはずです。

なお、
道行の演奏者がトップページと異なっておりますが、
録音最後に流れるクレジットに違和感を抱いたため、
聞く耳をお持ちの方に検証を依頼し、
ご教示いただいたものに基づいております。
勘定場 2020/04/04(Sat) 13:54 No.23

参月の冬籠もり

竹中砦:津=寛治+話綱
人形は無くとも、
以下の補説を参照いただければ。
「文楽補完計画」《其ノ八「竹中砦」の面白さ》

四月には咲くやこの花と千本ならんことを祈念す。

http://www.ongyoku.com/hokan/hokan8.htm

勘定場 2020/03/01(Sun) 15:05 No.21

弐月のご両人

錣=新左衛門「弁慶上使」
彦六系の素晴らしさ。ノリ間の絶佳は言わずもがな。
前半おわさのクドキ前の地…この魅力があってこそクドキで客席がワーワー言う。
後半信夫の最期からおわさの愁嘆…信夫の哀切が胸を打つからおわさで満場陶酔となる。
勘定場 2020/02/01(Sat) 21:48 No.20

弐月の両者

新口村:つばめ=喜左衛門
三和会の看板、
というよりも戦後文楽の金看板となった。
客席の熱気もお聞き取り願いたい。
勘定場 2020/02/01(Sat) 06:31 No.19

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