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弐月のご両人

錣=新左衛門「弁慶上使」
彦六系の素晴らしさ。ノリ間の絶佳は言わずもがな。
前半おわさのクドキ前の地…この魅力があってこそクドキで客席がワーワー言う。
後半信夫の最期からおわさの愁嘆…信夫の哀切が胸を打つからおわさで満場陶酔となる。
勘定場 2020/02/01(Sat) 21:48 No.20

弐月の両者

新口村:つばめ=喜左衛門
三和会の看板、
というよりも戦後文楽の金看板となった。
客席の熱気もお聞き取り願いたい。
勘定場 2020/02/01(Sat) 06:31 No.19

壱月の原点

野崎村:大隅松越名織の弘静=清八八造
四ツ橋文楽座
戦前黄金期がどのようなものであったか。
SPレコードではない劇場の実況録音から、
その雰囲気を含め味わいたいものである。
勘定場 2020/01/25(Sat) 09:17 No.18

極月の極付

錣=新左衛門「古市油屋」
・お紺のクドキ…まずカカリから。以下典型的な節付を惚れ惚れと語り聞かせる。
・貢と喜助の詞…貢の「何の用じゃ」もよいが、とりわけ従者を特徴付ける奴詞を聞くべし。
・ノリ間…緩急の足取りとともにカワリも見事。岩次と北六の田舎訛は初めて聞いた。
・万野の詞…「古市油屋」と言えばここだが、嫌味より面白い人間味が前面に出て実にうまい。
勘定場 2020/01/12(Sun) 21:20 No.17

極月の極処

長局:山城綱=藤蔵弥七
将監閑居:住=勝太郎団二郎藤二郎

極まるということ。
素晴らしいのは当然でありますが、
やはり万感胸に迫るものがあります。
勘定場 2019/12/26(Thu) 09:57 No.16

霜月の再感動

鬼界ヶ島:越路=喜左衛門
熊谷陣屋:津=寛治・若=勝太郎

Web上に正しく反映されているか、
冒頭部を聞いていたが、
そのまま段切まで引き込まれてしまっていた。
げに恐ろしき芸力かな。
勘定場 2019/11/28(Thu) 23:24 No.15

霜月の力感

これぞ時代物。
しかも二段目切と東風。
それぞれの力感を、
西風三段目切のいわゆる力感と比較対照いただければ。
勘定場 2019/11/27(Wed) 18:30 No.14

神在月の鎮静祈願

大蛇退治:綱=弥七
 出雲国現出として。

河庄:綱=弥七
道行旅路の嫁入:南部小松伊達路松香小春=松之輔徳太郎団二郎清治勝之輔
山科閑居:越路=喜左衛門・津=寛治
 これにて八百万神の御心も安らかに泰ならん。
勘定場 2019/10/29(Tue) 19:33 No.13

菊月の清浄(正常)化

引窓:若タタキ
菊畑:綱咲織南部十九=弥七

祈願には特別の供物があって然るべく、
タタキの稽古は門外不出にして前代未聞、
菊畑は当季を言祝ぐとともに西風の清冽を以て。
勘定場 2019/09/29(Sun) 09:43 No.12

葉月の納得

口三味線:綱=弥七
花菱屋:織=錦糸・日向島:津=寛治

近松物+チャリは最大値。
花菱屋は立端場大将。
日向島の景清には潔さがなければならない。
昭和40〜50年代にはこれがすべてが納得できていたのである。
勘定場 2019/08/30(Fri) 18:31 No.11

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