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 【 音曲竹の一節・浄瑠璃佐和里都々一 】

(2008.09.20)
(2022.02.07補訂)
概要
 

浄瑠璃佐和里都々一 五編口上

 
 
音曲竹の一節
浄瑠璃佐和里都々一
1  
音曲竹の一節 壱

音曲竹の一節初篇天(抜粋)

浄瑠璃佐和里都々一 一編
2  
音曲竹の一節 二

浄瑠璃佐和里都々一 弐編
(サハリ都々一図絵 弐編)
3  
音曲竹の一節 三
  
4  
音曲竹の一節 四

浄瑠璃佐和里都々一 四編
(サハリ都々一図絵 四編)
5  
音曲竹の一節 五

浄瑠璃佐和里都々一 五編
 

概要
音曲竹の一節(壱〜五)【竹】は5冊揃い
  表紙 「音曲竹の一節 壱から五」
  壱編 見返し 「竹草庵輯著/長谷川貞信画図/和田正兵衛筆工」 [一名佐和里都二以津初編全三冊]
         「音曲竹の一節」
         「浪華 金随堂梓」 [金随堂]
     序2丁(嘉永甲寅)
     口絵 小野お通詠歌戯墨
     口絵 牛若浄瑠璃姫
     口絵 近松門左衛門 角沢検校 堺髓B(近松、角沢像は『声曲類纂』によるか)
     [角沢検校]
  浄瑠璃本文に全て章が打たれている(四編11丁を除く)
  浄瑠璃本文の文字は一様ではない(壱編7丁など)
  ヨシコノとなっている(壱編1丁を除く)(二、三編も)
  四編のみ丁付けがない(四編13,14丁を除く)
 
音曲竹の一節(初篇天)【竹初】端本
  表紙 「音曲竹の一節 初篇 天」
     見返し・序〜口絵 【竹】壱編と同じ 
     [角沢検校] 【竹】壱編と同じ
     [近松門左衛門]
     [髓B]
     [壇浦兜軍記琴責の段] 【佐】一編と同じ
     本文 【佐】一編と同じ
  加賀文庫本と同一
 
浄瑠璃佐和里都々一【佐】はそれぞれ端本
 一編:「浄瑠璃佐和里都々一」
    見返し 「浄るりさわり都々一」
    [壇浦兜軍記琴責の段][音曲玉揃]  :参照立命館
    本文【竹】と異板
    【竹】1〜6、14、15丁と絵は類似しているが、細部は異なる 
    【竹】7〜13丁と絵は異なり、浄瑠璃本文書体も異なり、章も付されていない 
    【竹】4、7〜13丁と、ドドイツの文句は異なる
 弐編:「浄瑠璃佐和里都々一 弐編」
    見返し 「浄瑠璃サハリ都々一図絵弐編」
    口の一 序
    口の一、二 義太夫稽古の図
    口の二 [一の谷]は【竹】になし
    本文【竹】と異板
    【竹】と浄瑠璃本文書体、ドドイツ文句、絵の細部すべて異なる 
    【竹】と丁順は異なる。10丁重複、12丁欠。【竹】の3、8、13丁に対応する丁はない。
    【佐】11丁は【竹】5編10丁と 【佐】13丁は【竹巻】4編14丁と同じ
 四編:「浄瑠璃サハリ都々一 四編」
    見返し 「浄瑠璃サハリ都々一図絵四編」
    [新保古里多々喜] 見台図
    [ホコリタタキ本文]
    【竹】と本文は同一、但し丁順は異なる
   周南市立鹿野図書館 岩崎文庫 四編 見台図の前に自序一丁あり
 五編:「浄瑠璃サハリ都々一 五編」
    見返し 口上
    口絵 京雀 虎屋喜太夫座
    口絵 人倫訓蒙図彙 土佐掾座(いずれも『声曲類纂』によるか)
    口の二 [夕顔棚]は【竹】になし
    【竹】の16丁を欠くほかは本文は同一
   周南市立鹿野図書館 岩崎文庫 五編は同一(16丁、刊記あり)
 
    異同例
 
 関連書籍:浄瑠璃さわり都々逸 数種
風流俗謡集に『上るりさはりどゞ一』として四編の一部が掲載されている
 

日本古典籍総目録による所在
浄瑠璃佐和里都々一/弐編 国学院高藤田
浄瑠璃サハリ都々一/五編 上田図花月 日比谷東京
浄るりさわり都々一, 三康図, 五 二六〇四, 写, 2冊, 初・三編存
浄瑠理サハリ/都々一図会, 蓬左尾崎, 一九・一二六, 刊, 嘉永7, 1冊, 三編存
浄瑠理サハリ都々一圖會, 蓬左文庫, 48−323−13, B499, 刊, 嘉永7年, 1冊
浄瑠理サハリ都々一圖會, 周南市立鹿野図書館 岩崎文庫(A57 8 5)[四編(自序あり) 五編],2冊
音曲/竹の一節, 都中央図[加賀文庫], 25−7−5, R151[768/WT/6], 刊, 1冊,
音曲/竹の一節, 国学院高藤田小林, 1 926, 刊, 嘉永7, 1冊,18×12cm[一編]

 

提供者:ね太郎