[表紙] 三編の書名は「[御]さしき浄るり 音[曲] 三編目」。左に「まんえん二酉のはつ春新刻」とある。 六編の書名も「御ざしき浄るり音曲玉揃」(立命館本)。 |
[外題目録] 立命館本三編は外題目録のふりかななし。 |
[浄瑠璃太夫出語之図] 立命館本の三編では別図[猪名川内]となっており、本図は立命館本では五編にある。※ 立命館本では太夫の顔、手は着色されていない。三味線の糸も不明瞭 出語り座の後ろの衝立の絵は鳳凰か。七冊目表紙では獅子に牡丹が描かれている。 [衝立の絵は、戯場楽屋図絵拾遺には松、牡丹、艶姿歌伎結には鶴の意匠がある] |
[奥付] 立命館本奥付は「東京大坂画双紙仕入所」「絵双紙仕入処 前田喜兵衛」「浄瑠璃本板元 加島清助」とある。 演劇書のページでは『D万延2年』とのみ記載されるが、立命館本は彩色の色調からも明治期の後印か。 |
編 | 見開き図題 | 本文掲載編 |
初 | 宿屋 | 初編 |
二 | 金殿 | 二編 |
三 | 猪名川内 | 三編 |
四 | 稽古之図 | − |
五 | 出語之図 | − |
六 | 三浦別 | 初編 |
七 | 新口村 | 三編 |
八 | 御殿 | 掲載なし |