以下は所見4冊(6巻8号、9巻2−4号)より(一部の写真は「浄瑠璃の作者」より)抄出した
創刊 大正14年5月(?)(表紙第三種郵便物認可日による)
終刊未詳 (所見雑誌の最終は9巻4号(昭和7年4月発行))
浄瑠璃月報社発行(久留米市)
(WebCATで国立劇場、東京芸術大学所蔵とされる大日本芸術協会発行の浄瑠璃月報とは別雑誌)
22cm x 15 cm 28〜32頁
発行人 中西彌三郎(中西半笑)
表紙書影
6巻8号表紙見返し広告 | 「浄瑠璃の作者」(昭和5年2月10日 浄瑠璃月報社発行)函書影 |
妹脊山四段目の思ひ出 師匠ゆづりの床本の事 竹本土佐太夫述(PDF)
三勇士名誉肉弾 松居松翁原作 食満(けま)南北脚色(PDF)
参考:児玉竜一 翻刻「三勇士名誉肉弾」歌舞伎 研究と批評24:70-75(1999.12)
1929年7月八陣守護城 新橋演舞場
摂津大掾と六代目廣助
(一九三二年)四月の文楽に因んで 竹本土佐太夫
天王寺布袋堂内 右手より 元祖竹本義太夫墓、初代豊竹若太夫墓、二代目竹本義太夫墓、初代竹澤彌七墓、初代二代竹本春太夫墓、初代鶴澤清七墓
近代の大家揃
前列向つて左より 故大島太夫、故越路太夫、喜左衛門、故団平、故摂津大掾、故大隅太夫、故名庭絃阿弥
中列同 土佐太夫、故春子太夫、故吉兵衛、津太夫、新左衛門、叶太夫、綱造、故彌太夫、故清六
後列 故雛太夫、故むら太夫、文字太夫、吉兵衛、寛治郎
肥前唐津近松寺 近松門左衛門氏墓前にて
鶴澤清六 豊竹古靱太夫 竹本津太夫 鶴澤友次郎
竹本土佐太夫氏邸 茶室新築披露紀念左より
土佐太夫 河田南荘 越路太夫 摂津大掾 岡田翠雨
東京市芝高輪泉岳寺大石良雄之墓
豊竹古靱太夫 竹本津太夫
○1929.6.16 第1回新撰所作浄瑠璃 松阪屋ホール(東京)
聚楽町 雛女太夫 紋三郎
平治住家 君太夫 幸太郎
山名屋 生駒太夫 粂造
野崎 巌太夫 新造
蜑訛り 和国太夫 泰助
酒屋 巌太夫 新造
豊島屋お吉殺 巌太夫 絃平
沢市内より壺坂寺 生駒太夫 和国太夫 雛女太夫
紋左衞門 紋三郎 幸太郎
○1929.7.7 3時開演 並木倶楽部(東京)
義太夫
寿式三番叟 豊竹和国太夫 豊竹生駒太夫 豊竹雛女太夫
鶴澤紋左衞門 鶴澤新造 鶴澤幸太郎
伊勢音頭恋寝刃 油屋十人斬 豊竹巌太夫 鶴澤紋左衞門
新版歌祭文 お光 豊竹生駒太夫 お染 豊竹巌太夫 久松下女 豊竹雛女太夫
後家 豊竹君太夫 久作 豊竹和国太夫
三味線 鶴澤新造 鶴澤幸太郎
○1929.7.29 第8回浄瑠璃研究会 三越ホール(東京)
伽羅先代萩 竹の間の段 豊竹巌太夫 野澤吉松郎
天網島時雨炬燵 紙屋内の段 豊竹和国太夫 豊澤猿三郎
玉藻前旭袂 道春館の段 豊竹生駒太夫 鶴澤泰助
伊勢音頭恋寝刃 油屋の段 豊竹君太夫 鶴澤新造
日高川入相花王 渡し場の段 清姫 豊竹和国太夫 豊澤猿三郎
船頭 豊竹巌太夫 鶴澤泰助
○ 1932.2.10 第30回浄瑠璃研究会(東京)
二月十日 日本橋三越ホールに開催。 鈴ヶ森(春日太夫、仲重) 紙治(都太夫、粂造)陣屋(巴太夫、蟻鳳)沓掛村(米太夫、新次郎)赤垣(殿母太夫、文之助)鰻谷(熾太夫、猿蔵)伊賀五(和国太夫、新造)大切関取千両幟(おとわ、車太夫)(稲川、都太夫)(鉄ヶ嶽、殿母太夫)(大阪屋、巌太夫)(呼使い、和国太夫)(行司、米太夫)(絃、紋左衞門)(胡弓、紋三郎)
○ 1932.2.24−5 津太夫追善興行(中津市)
中津の天仲寺に阿波の太夫、竹本津太夫の墓がある、墓は八十年前のものでこれは今の津太夫の系統とは違ふものであるが同名と云ふ処で住職や原田一龍氏等の発起で、大徳寺管長、頭山満、内野中将等を動かし、津太夫に依つてこの墓の追善供養が施行される事になり、大島会の後援で二月廿四、五の両日中津蓬莱館で追善興行が催された。
語物 初日 文字榮太夫(不明) 太十 津磨太夫(喜代之助) 酒屋 播路太夫(同) 御所 文太夫(綱右衞門) 弥作 大島太夫(綱右衞門) 帯屋 文字太夫(勝平) 寺児屋 津太夫(綱造) [転載者注:文字榮太夫の前に演目はありません]
二日目 新口 津磨太夫(糸同) すしや 播路太夫(同) 揚屋 文太夫(同) 沓掛 大島太夫(同) 沼津 文字太夫(勝平) 判官館 津太夫(綱造)
○ 1932.2.25 第19回豊澤会
二月廿五日下谷区松尾倶楽部に開催。玉三(美之助、蟻三郎) 合邦(蟻鳳、宗之助) 丼子(松市郎、文之助) 菅四(綱之助、松亮) 柳(松造、宗之助) 躄瀧(勝助、文之助)沼津里(猿之助、松亮) 妹脊山道行(お三輪、芳太郎)(橘姫、猿喜知)(求女、蟻鳳)(ツレ、綱之助、松市郎) 三味線(猿三郎、文之助、宗之助、松亮、蟻鳳、美之助)
○ 1932.4.7 第31回浄瑠璃研究会
第卅一回を四月七日午前十時より三越ホールに於て開催した。
1931.11.4 FK 佐太村 竹本小仙(弾語)
1931.11.17 FK単独 布引四段目 竹本東廣(仙平)
1931.11.22 FK 御所桜三段目 豊竹呂玉(新六)
1931.11.25 BK 大文字屋 豊竹駒太夫(重造)
1931.12.3 AK 市若初陣中 竹本相生太夫(清二郎)
1931.12.3 AK 市若切腹切 竹本土佐太夫(吉兵衞)
1931.12.6 BK 堀川 豊竹昇之助(新造ツレ新三郎)
1931.12.14 BK 一力茶屋掛合 (糸小住、外囃子) 由良之助 此助、お軽 團司、重太郎 呂玉、弥五郎 文奴、喜多八 住龍、九太夫 鶴榮、伴内 雛駒、力弥 團初、平右衞門 東廣
1931.12.19 BK 中将姫雪責 竹本三蝶(仙平)
1931.12.22 BK 袖萩祭文 竹本清糸(仙平)
1931.12.26 BK中継 太功記十段目 竹本叶太夫(友造)
1932.1.2 午後2時 文楽座より舞台中継放送 花競四季の寿 錣太夫、鏡太夫、文太夫、辰太夫、陸路太夫(友次郎、新左衞門、廣助、勝平、綱右衞門、友作、吉左)
1932.1.9 FK単独 忠臣蔵九段目 竹本久国(仙廣)
1932.1.13 BK 連理松湊町 竹本雛駒(綱龍)
1932.1.13 FK単独 酒屋 竹本小仙(弾語)
1932.1.19 BK 文楽座放送 新口村 中 竹本貴鳳太夫(八助)
1932.1.19 BK 文楽座放送 新口村 切 豊本古靱太夫(清六)
1932.1.23 AK 沼津の里 竹本彌昭(猿女)