FILE 108
【 第12回浄雲会 】
(2023.01.19)
提供者:ね太郎
太棹 127号 8ページ
浄雲会
浄雲会は第十二回を初夏の大会として六月廿七日午後二時より左記番組のもとに並木倶楽部に開催した。折しも東上中の豊竹古靱太夫を始め、織太夫、団六等が聴きに来て正面別席に襟を正してゐるのに一同大に緊張、巽氏などは寺子屋を「共に」まで十五分ばかり語つて審査会を思はしめた。晋水氏が旋行中にて欠演の為め一司氏が代つて寺子屋の奥を綱助の絃で熱演、大切の七段目同じく晋水氏受持ちの重太郎を子太郎氏が代演した。
野崎(お光、文盛。久松、子太郎。お染、都竹。久作、其角。絃、都太夫) 鮨屋(柳光、佳照) 安達(都昇、都太夫) 太十(其角、松四郎) 酒屋(都竹、都太夫) 千両幟(晋水、和光) 吉田屋(光玉、佳照) 合邦(中次、和孝) 寺子屋(巽、絃平) 新町(子太郎、綱助) 宿屋(文盛、絃平) 大切忠七(由良之助、光玉。重太郎、晋水。弥五郎、其角。喜多八、都竹。おかる、都昇。力弥、中次。平右衛門、柳光。絃、佳照)
参照:安藤鶴夫
〝袖萩祭文〟 「ある日、その人」婦人画報社 pp.187-198