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【 浄瑠璃雑誌同人 吾人の告白 】

(2023.03.01)
提供者:ね太郎
 浄瑠璃雑誌 383号 2ページ
 
吾人の告白
浪花名物浄瑠璃雑誌は明治三十二年三月先代樋口吾笑氏(現樋口吾笑氏の父君)が自己の趣味の下に創刊されしものにて今を距る正に満四十年以前なり、其の世態は種々に変遷し或は浄瑠璃芸術の如き如何に成行くかを危むほど危殆に陥り、本誌も亦廃刊の憂目に際会せんとせる事も決し一再ならず、然も四十年来続刊し得たる満天下に於ける同趣味者の愛顧の賜なるは論を俟たざるも一面経営者樋口吾笑氏不折の忍耐また与つて力ありと云ふべし、吾人一同既に古稀に近き同氏の過去に於ける忍苦に一臂の力を藉し、今後本誌の愈々益々隆盛を図ると共に真の浄瑠璃芸術の興隆を達成すべく志を同うせるもの相計り、浄瑠璃雑誌同人会を組織し、私交を離れ直言直筆、評論に批判に正々堂々の筆陣を張り多く世人の行ふ、是を是とし非は之を避くる如き所謂八方美人の文筆を戒め、斯道向上のため多少の非難を顧みず又敵視せらるゝをも覚悟し、専ら本誌面の向上発達を計るべきを誓ふものなり、敢て茲に告白す。
昭和十四年十月十四日
浄瑠璃雑誌同人
関西之部
 いろは順
伊藤為吉
太宰施門
武智鉄二
高木善次
竹村幸次郎
辻部円三郎
中野孝一
黒田重平
山本修二
松永仏骨
藤田斗南
鴻池幸武
古賀清一郎
新良貴健二
森下辰之助
 
 関東之部
   いろは順
石井健太
岡田道一
奥村弥一郎
川口子太郎
川崎金太郎
桂村一介
高橋作太郎
中沢定治郎
中川愛氷
山田信平
松尾幸次郎
藤牧玄雄
箕浦三郎
平山富太郎
本井真次郎