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表紙
義太夫調査の旨趣 |
凡例 |
目次 |
第一種 |
第二種 |
第三種 |
第四種 |
奥付 |
奥付は
「発行所 徳島県徳島市大字寺島町五十八番屋敷
徳島県教育会」の上に
「発行者 徳島県徳島市大字寺島町五十八番屋敷
徳島県教育会
代表者 徳島県徳島市大字寺島町五十八番屋敷
萱生國吉」
の紙が貼られている。
本書には増補訂正再版(1913.7.22発行)がある。
増補訂正版付録の内容
付録:義太夫調査ノ旨趣、第一 民風作興ト社会教育、第二 社会教育と娯楽、第三 義太夫ノ普遍的勢力、第四 義太夫ノ価値、第五 調査ノ内容、第六 旨趣ノ実行、第七 本会の所期、
「それで思い出したけれども、『義太夫調査書』というおもしろい資料があるんですよ。文楽の作品について、教育的な見地から、県や府の役人がどういう立場をとっていたかということがわかるんです。作品の中には学生に見せたらいかんものもあれば見せたいものもある。その選別を、徳島県教育会が試みたもので、大正二年の四月に非売品ですけど発行されて、徳島日々新報社から出ているんですよ。これを読むと、当時の社会通念みたいなものがよくわかる。調査の結果はそれとして、徳島県女子師範だとか、中学校だとか、工業、商業、農業学校なんかの校長さんがみな参加してはる。ちょっと珍しい調査をやっていたわけです。」『吉永孝雄の私説昭和の文楽』p112(同書112-114に『義太夫調査書』(青木繁))