木谷蓬吟 文楽史(1943.2.20発行)をpdfファイル化したものです。
目次 | |
前篇 文楽以前 | 001 |
元祖義太夫生る 百姓の子で天狗鼻の天才 | 003 |
三都の浄瑠璃王 浄雲、播磨、加賀 | 010 |
竹本座に革命の旗揚 敵は師匠、悲痛の競争 | 020 |
苦節苦戦の十九年 欠損つゞきの興行難 | 028 |
「曾根崎心中」の成功 新しい現代劇の試み | 039 |
新座主竹田との提携 舞台で発病、義太夫の終焉 | 046 |
後継者政太夫の偉業 二十四歳で櫓下となる非凡児 | 058 |
大近松の死 大阪大火に絡む因縁話 | 067 |
出雲、文三郎の大変革 忠臣蔵初興行の騒動 | 072 |
竹本座遂に崩壊 文三郎脱退、近江の驕奢 | 085 |
豊竹座退転とその後 始祖越前少掾の末路 | 091 |
中篇 文楽登場 | 103 |
正井文楽軒大阪へ来る 文楽座の始り、代々の座主一覧 | 105 |
説経讃語座の来襲 文楽座との大激戦 | 112 |
天保の改革令と芸人弾圧 役者は何匹、太夫は何人 | 119 |
清水町浜興行時代の文楽 附、子供首振り芝居の流行 | 130 |
文楽随一の大柱石 幕末を飾る巨匠長門太夫(三代目) | 142 |
後篇 明治の文楽 | 171 |
明治初期の浄瑠璃界 異色名匠銘々伝 | 173 |
一 畸人長尾太夫(初代) 天王寺村の名村長 | 181 |
二 学匠長門太夫(四代目) 浄瑠璃大系図の著者 | 210 |
三 左官綱太夫(六代目) 全身刺青の美声家 | 212 |
四 馬方弥太夫(四代目) 端場専門の豪音家 | 213 |
五 洒脱春太夫(五代目) 湯屋の三助もした | 214 |
六 風流染太夫(六代目) 自叙伝三十冊を綴る | 216 |
七 山僧三光齋 高野から転向した | 217 |
八 滑稽山城掾 附、チャリ浄瑠璃漫談 | 220 |
九 精悍古靱太夫(初代) 劇場で惨殺された | 225 |
十 盲人住太夫(四代目) 記憶のよい美音家 | 227 |
文楽の新作改作浄瑠璃熱 変態史劇(活歴)の影響 | 229 |
血の出るやうな難行苦行記 浄瑠璃道修験者の体験 | 240 |
三味線弾きの名手 団平、廣助、その他かずかず | 258 |
手すりの二名家 玉造と紋十郎 | 268 |
語り手の大表的五名匠 摂津、弥、津、大隅、越路 | 275 |
文楽座初めて松竹に移る その前後の事情と今後 | 285 |
(附記) 文楽と対立した各座の興亡 夏草やつはものどもの夢の跡 | 294 |
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