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[11] 是非に及ぶ
日経の『妹背山』「大序」復活の記事、
呂勢と藤蔵はさすがである。
そして、
劇場関係者の談話、
尤もではあるがそれなら「入鹿誅伐」も出さないと竜頭蛇尾、
さらに、
『木下蔭狭間合戦』をこれまで上演していないというのは、
早稲田が勝手にやったことだという、
変なプライドがあるとしか思えない。
勘定場 2019/05/14(Tue) 23:02 | 返信 | 削除 |
[9] 卯月
先月は随分と寒い日がありましたが、
卯月ともなれば、
ソラマメの収穫に半ばの初暑さと、
浄瑠璃詞章でもどっと開放的になります。
突風や雷雨という天候急変も見られますが、
大気不安定という自然現象で済むことでしょう。
勘定場 2019/05/05(Sun) 07:30 | 返信 | 削除 |
[8] あちらの喧嘩の門違い
劇評中に記したことの補足になるが、
カラーブックスには英語版もあり、
そこでも件の写真は同じで、
上手に脇差しに手をかける若狭助にとどめる珍才、
下手に両手を挙げて平伏にかかる師直である。
説明も、
6-Act3
Wounding Scene
Hangan draws
His Sword
on Moronao
とあり、
そのまま英訳したものとなっている。
写真の舞台は、
昭和47年10月朝日座のものと思われ、
三村幸一氏の腕は、
「カラー文楽の魅力」でもそうだが、
人形浄瑠璃文楽の本質をわかっている、
他には代えがたいもの。
『妹背山』では「井戸替」を掲載しているのも、
ゼロサム社会とは無縁だからである。
勘定場 2019/04/26(Fri) 19:09 | 返信 | 削除 |
[7] 四月公演評
もう一週間早ければ、
公演後半へ他山の石くらいにはなりえたか。
勘定場 2019/04/18(Thu) 23:43 | 返信 | 削除 |
[6] 初日寸評(第二部)
この二作を聞き漏らし見忘れてはいけない。
予想を上回る出来で、独参湯に引けを取らない。
第二部に回って損をさせるような結果となっては、
もう令和の御代には文楽ファンを名乗れまい。

金閣寺…この床ならでは。前半の碁立と後半の碁笥の件がとりわけ秀逸。
爪先鼠…四段目にして駒太夫という二つの「風」が体現できて言うこと無し。
同アト…楼上の立ち回りを復活させた大功。久吉の人形が抜群。床ももちろん良い。
四条河原…伝兵衛の人物像がその心情とともに描出できた。これが切場を一段上の出来に仕立てあげた。
堀川猿回し(前)…地唄鳥辺山から調子が出てお俊のクドキが胸に響く。盲目老婆の人形が燻し銀。
同(後)…弾き出し語り出した途端に舞台が活き活きとする。切語りと相三味線は格が違う。
     手紙の読みがこれだけ胸に迫るとは。例のクドキは走っても応える仕込み。そして猿回しの泣き笑いが超絶。
勘定場 2019/04/06(Sat) 23:59 | 返信 | 削除 |
[5] 初日寸評(第一部)
独参湯の効き目は抜群、
かつ三業の頑張りもすばらしく、
懸念された太夫陣は想像を遥かに超えた出来。
過去に比して勝るところも多く、
平成最後の本公演に足を運ばない者は、
令和の御代に必ずや後悔することになろう。

兜改め…四者のリレーがなかなかよく、とりわけ段名通り兜改めの床が抜群。
恋歌…三味線が掛合をよくまとめた。ガッとせきたつ若狭助など初耳。
力弥使者…戸無瀬の描出がよいのと、力弥の人形がその出から目を見張らせる。
本蔵松切…若狭助が見事、これに尽きる。乗馬を鮮やかに見せた初代玉男の技量を再認識。
下馬先進物…夜明け前下馬先の雰囲気にピッタリ。師直の手の裏返す挨拶も嵌まっている。
おかる文使い…シャラン風が持て来るのところがたまらない。
殿中刃傷…判官に加えこれほどに師直が語れるとは。四段目の人が三段目も行けたら摂津大掾ではないか。
     (手摺に前代未聞の珍事があったが、そんなことどうでもよくなるほどの人形)
裏門…三味線の功が大とはいえ太夫を全面的に評価する。大隅太夫になれる人。
花籠…郷右衛門と九太夫二人の詞が出来ているのは只者ではない証拠。顔世の人形に滲み出る衷心。
判官切腹…通さん場、白木の見台、判官の無念、由良助の底意、顔世の衷情。天晴れの名舞台、紋下格の床。
城明渡し…腹芸とまでは行かないが深みと厚みはある。
勘定場 2019/04/06(Sat) 23:27 | 返信 | 削除 |
[4] 弥生
空も弥生の黄昏時、
桜は狩らず松を切る。
梅と桜の花相撲の、
枕行司は冬の雪。
勘定場 2019/04/05(Fri) 18:53 | 返信 | 削除 |
[3] 泰斗
この巻と漢籍との交渉については小島憲之君の助言を得たところが多い。(中略)
私の万葉研究は学生時代にこの巻を手がけたのがはじめであり、
それ以来五十年に近い歳月を経ているが、
まだ疑問の点が残されている。
しかしそれはなお今後の攷究に俟つべきものだと思って私はしいて結論をいそがなかった。
ただ将来それらの問題を考えられる方々の為に必要な資料は私の最上を尽して整えたつもりである。(同書)
勘定場 2019/04/02(Tue) 18:18 | 返信 | 削除 |
[2] 令和
「令月」はよい月。
文選(十五)張平子の帰田賦に「於是仲春令月、時和気清」とあり、
注に「儀礼曰令月吉日、鄭玄曰令善也」とある。
「気淑風和」は右に引いた帰田賦にも類似の句があり、
後に掲げる蘭亭叙にも似た句があり、
それらによったものと思われる。
「淑」は説文(十一上)に「清湛也」とある。
「淑」は善也とも美也とも注されいている字であるが、
ここは「清」の意が主となっている。
文選(廿八)陸士衡の塘上行に「淑気与時殞、余芳随風捐」とある。(澤瀉久孝『萬葉集注釋』巻第五)―原文は旧字旧仮名―
勘定場 2019/04/02(Tue) 18:16 | 返信 | 削除 |
[1] ongyoku.com
突然の事態でしたが、
無事サーバ移行と独自ドメイン取得が完了し、
ここに至る経緯もお知らせすることができました。
これも偏に皆様の善意と想像力のお陰と存じます。
衷心より感謝申し上げます。

今後とも「音曲の司」を何卒宜敷御願い致します。
勘定場 2019/03/18(Mon) 21:16 | 返信 | 削除 |

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