竹本 春子
大八と倶に同じ一座に好評を以て迎へらるゝ竹本春子は、同一座中の切四なる竹本組之助の妹にして嬢が絃なる広房の娘なり、稽古は専ら竹本時太夫に就て怠りなき修業の効は花の都に咲き匂ひて目下大八と倶に一対の大喝采を博しつゝあり
【義太夫雑誌53:16面影抄】