鶴澤 花代
出席の地位未だ低きにも拘らず花方の評嘖々として堂摺間に伝へられ、歓迎おさ/\老芸輩を凌ぐものあり、嬢が芸品に対するの評は未だ其期の来らず今や専ら芸道修業の嬢なれば遠からず上達(じやうだつ)の時を待て再び評判する所あるべし
【義太夫雑誌 56:19面影抄】