竹本 房子

   
   
 
嬢も在阪の頃は常に播重に出席し居たりしが這回団昇、小巴と倶に携へて上京し綱巴津の絃にて団昇一座に出席せり、嬢は素(もと)房吉の門人なるが傍ら鶴澤叶に就て学べり其得意とする所は多く艶物にありて、岸姫、玉三、鳴門、揚屋の如きは評よき物なりと
【義太夫雑誌42:22評判】