『浄瑠璃史研究−浄瑠璃本を基礎資料として−』(博士論文)、『浄瑠璃本史研究』(八木書店発行)目次 神津武男
浄瑠璃史研究−浄瑠璃本を基礎資料として− | 浄瑠璃本史研究 | |||
序(内山美樹子) | i | |||
緒言 | 序ノ2 | |||
目次 | 序ノ3 | |||
序論 | ||||
一、研究動向と本書の狙い | 2 | |||
二、浄瑠璃本の所在調査 | 3 | |||
三、本書の構成 | 5 | |||
四、版元研究の意義 | 8 | |||
第一部 浄瑠璃本研究 | 第一部 浄瑠璃本研究 | |||
第一章 浄瑠璃本の種類と性格 | 3 | 第一章 浄瑠璃本の種類と性格 | 27 | |
第一節 「通し本」 「抜き本」 「道行揃」の名称について | 第一節 「通し本」 「抜き本」 「道行揃」の名称について | |||
一、「稽古本」の名称について | 一、「稽古本」の名称について | |||
二、「通し本」 と 「抜き本」の名称について | 二、「通し本」 と 「抜き本」の名称について | |||
三、「道行揃」の名称について | 三、「道行揃」の名称について | |||
第二節 「通し本」概説 | 13 | 第二節 「通し本」概説 | 36 | |
一、 七行本 | 一、 七行本 | |||
二、『鸚鵡ヶ杣』の諸本 | ||||
三、山本版における七行本のはじまり | ||||
二、 十行本 | 四、 十行本 | |||
三、 道行揃 | 五、 道行揃 | |||
四、 「献上本」 について | 六、 「献上本」 について | |||
第三節 「抜き本」概説 | 34 | 第三節 「抜き本」概説 | 63 | |
一、 浄瑠璃本史上の「抜き本」の位置付け | 一、 浄瑠璃本史上の「抜き本」の位置付け | |||
二、 後期「抜き本」の性格と古例 | 二、 後期「抜き本」の性格と古例 | |||
三、 初期「抜き本」 | 三、 初期「抜き本」 | |||
四、 大坂五行本の興隆 | 四、 大坂五行本の興隆 | |||
五、 京都の抜き本 | 五、 京都の抜き本 | |||
六、 江戸の抜き本 | 六、 江戸の抜き本 | |||
第二章 浄瑠璃本の刊行日 | 59 | 第二章 浄瑠璃本の刊行日 | ||
第一節 浄瑠璃本刊行に至る日数 | 第一節 浄瑠璃本刊行に至る日数 | 89 | ||
一、 刊行日に関する既知の資料 | 一、 刊行日に関する既知の資料 | |||
二、 刊行日に関する未紹介の資料 | 二、 刊行日に関する未紹介の資料 | |||
三、 刊行日の平均的数値 | 三、 刊行日の平均的数値 | |||
第二節 初日後五十日とみた場合の疑問 | 68 | 第二節 初日後五十日とみた場合の疑問 | 98 | |
一、 浄瑠璃本の出板手続き | 一、 浄瑠璃本の出板手続き | |||
二、 浄瑠璃本の刊行日と、 次回興行との前後関係 | 二、 浄瑠璃本の刊行日と、 次回興行との前後関係 | |||
三、 古浄瑠璃時代の、 浄瑠璃本の刊行日 | 三、 古浄瑠璃時代の、 浄瑠璃本の刊行日 | |||
第三章 浄瑠璃本における修訂の問題 | 83 | 第三章 浄瑠璃本における修訂の問題 | ||
第一節 修訂の種類 | 第一節 修訂の種類 | 114 | ||
一、 内題 | 一、 内題 | |||
二、 作者 | 二、 作者 | |||
三、 年記 | 三、 年記 | |||
四、 丁付 | 四、 丁付 | |||
五、 本文 | 五、 本文 | |||
第二節 本文改修の契機 | 95 | 第二節 本文改修の契機 | 124 | |
一、 訂正 | 一、 訂正 | |||
二、貴名忌避 | 二、貴名忌避 | |||
三、徳川将軍家に関わる表現 | 三、徳川将軍家に関わる表現 | |||
四、 祇園祭礼信仰記 | 四、 祇園祭礼信仰記 | |||
第二部 板元研究 | 第二部 板元研究 | |||
板元研究序説 | 115 | |||
第一章 先行研究の成果と課題 | 118 | 第一章 先行研究の成果と課題 | 143 | |
一、 奥付を資料とする先行研究 | 一、 奥付を資料とする先行研究 | |||
二、 「板木」を資料とする先行研究 | 二、 「板木」を資料とする先行研究 | |||
三、 先行研究の成果 | 三、 先行研究の成果 | |||
四、 今後の課題 | 四、 今後の課題 | |||
五、『仮名手本忠臣蔵』 の諸板 | 五、『仮名手本忠臣蔵』 の諸板 | |||
六、七行本各板の刊の先後 | 六、七行本各板の刊の先後 | |||
七、十行本各板の刊の先後(京都板) | 七、十行本各板の刊の先後(京都板) | |||
八、 十行本各板の刊の先後(金沢板) | 八、 十行本各板の刊の先後(金沢板) | |||
付論 | 144 | 付論 | 169 | |
第二章 豊竹座初演作品板木の移譲経過 (正本屋西沢九左衛門旧蔵板木を例として) | 163 | 第二章 豊竹座初演作品板木の移譲経過 (正本屋西沢九左衛門旧蔵板木を例として) | 189 | |
一、 先行研究 | 一、 先行研究 | |||
二、正本屋西沢小兵衛の、九左衛門旧蔵板木所有 | 二、正本屋西沢小兵衛の、九左衛門旧蔵板木所有 | |||
三、 万屋保井仁右衛門の、九左衛門旧蔵板木所有 | 三、 万屋保井仁右衛門の、九左衛門旧蔵板木所有 | |||
四、 小兵衛から、玉水への板木移動 | 四、 小兵衛から、玉水への板木移動 | |||
五、 小兵衛はなぜ、 板木を手放したのか | 五、 小兵衛はなぜ、 板木を手放したのか | |||
六、九左衛門はなぜ、 板木を手放したのか | 六、九左衛門はなぜ、 板木を手放したのか | |||
付論 | 192 | 付論 | 217 | |
第三章 江戸初演作品板木の移譲経過(上総屋利兵衛旧蔵板木を例として) | 203 | 第三章 江戸初演作品板木の移譲経過(上総屋利兵衛旧蔵板木を例として) | 225 | |
一、 『讐報春住吉』の初演地 | 一、 『讐報春住吉』の初演地 | |||
二、 『讐報春住吉』の開板者と初演劇場 | 二、 『讐報春住吉』の開板者と初演劇場 | |||
三、 「石渡利助」改名時期 | 三、 「石渡利助」改名時期 | |||
四、 復帰後の上総屋による増摺 | 四、 復帰後の上総屋による増摺 | |||
五、 大坂板の諸本 (一) | 五、 大坂板の諸本 (一) | |||
六、 大坂板の諸本 (二) | 六、 大坂板の諸本 (二) | |||
七、 上総屋利兵衛の動向と、 江戸初演作品板木の江戸流出について | 七、 上総屋利兵衛の動向と、 江戸初演作品板木の江戸流出について | |||
八、江戸初演浄瑠璃本板木の江戸流出の背景 | 八、江戸初演浄瑠璃本板木の江戸流出の背景 | |||
第四章 最後の浄瑠璃本板元・加島屋竹中清助 | 247 | 第四章 最後の浄瑠璃本板元・加島屋竹中清助 | 269 | |
一、 竹中清助の開業年 | 一、 竹中清助の開業年 | |||
二、 加島清助旧蔵板木の移譲経過(樋口三郎兵衛の関わり) | 二、 加島清助旧蔵板木の移譲経過(樋口三郎兵衛の関わり) | |||
三、 竹中清助の浄瑠璃本出板 | 三、 竹中清助の浄瑠璃本出板 | |||
四、 竹中清助二代 | 四、 竹中清助二代 | |||
五、竹中清助の取次店−−福知山下新町・横川芳林堂の例 | 五、竹中清助の取次店−−福知山下新町・横川芳林堂の例 | |||
第三部 歴史研究 | 第三部 歴史研究 | |||
第一章 『奥州秀衡・跡目争論/伽羅先代萩』の初演興行について | 267 | 第一章 『奥州秀衡・跡目争論/伽羅先代萩』の初演興行について | 291 | |
一、 安永七年京都初演本 | 一、 安永七年京都初演本 | |||
二、天明五年江戸初演本 | 二、天明五年江戸初演本 | |||
三、『伽羅先代萩』江戸初演興行の二つの段階 | 三、『伽羅先代萩』江戸初演興行の二つの段階 | |||
四、江戸の人形浄瑠璃興行の上演方法 | 四、江戸の人形浄瑠璃興行の上演方法 | |||
付論 | 288 | 付論 | ||
第二章 『増補/生写朝かお話』の成立とその時代 | 291 | 第二章 『増補/生写朝かお話』の成立とその時代 | 311 | |
一、 浄瑠璃史の十九世紀 (その 一) | 一、 浄瑠璃史の十九世紀 (その 一) | |||
二、浄瑠璃史の十九世紀 (その二) | 二、浄瑠璃史の十九世紀 (その二) | |||
三、 浄瑠璃『生写朝顔話』の作者 | 三、 浄瑠璃『生写朝顔話』の作者 | |||
四、『生写朝顔話』初演興行 | 四、『生写朝顔話』初演興行 | |||
五、『生写朝顔話』の諸本と、通し本の位置 | 五、『生写朝顔話』の諸本と、通し本の位置 | |||
付論 | 393 | |||
第四部 作品研究 | 第四部 作品研究 | |||
第一章 「奥州安達原』第三ノ切「袖萩祭文の段」 | 377 | 第一章 「奥州安達原』第三ノ切「袖萩祭文の段」 | 397 | |
一、 「袖萩祭文」の問題点 | 一、 「袖萩祭文」の問題点 | |||
二、 「袖萩祭文」 江戸板六行本 | 二、 「袖萩祭文」 江戸板六行本 | |||
三、 巴太夫添削本文と、 現行本文 | 三、 巴太夫添削本文と、 現行本文 | |||
四、 初世巴太夫の添削活動 | 四、 初世巴太夫の添削活動 | |||
五、 「現行本文の成立過程」という研究課題 | 五、 「現行本文の成立過程」という研究課題 | |||
六、 その他の太夫による添削例 | 六、 その他の太夫による添削例 | |||
七、 「添削山田案山子」の位置付け | 七、 「添削山田案山子」の位置付け | |||
翻刻 | 400 | 翻刻 | 418 | |
第二章 『本朝廿四孝』第三ノ切「勘助住家の段」 | 415 | 第二章 『本朝廿四孝』第三ノ切「勘助住家の段」 | 429 | |
一、 大序以後の展開からみた解釈 | 一、 大序以後の展開からみた解釈 | |||
二、竹本座戯曲史からみた解釈 | 二、竹本座戯曲史からみた解釈 | |||
三、 名跡 「山本勘助」の相続をめぐる争い | 三、 名跡 「山本勘助」の相続をめぐる争い | |||
四、 老母の狙い | 四、 老母の狙い | |||
五、 現行本文の成立時期 | 五、 現行本文の成立時期 | |||
第五部 資料紹介 | 第五部 資料紹介 | |||
第一章 抜き本『今代源氏東軍談』と通し本『前太平記今様姿』 | 445 | 第一章 抜き本『今代源氏東軍談』と通し本『前太平記今様姿』 | 457 | |
一、 『前太平記今様姿』 | 一、 『前太平記今様姿』 | |||
二、『前太平記今様姿』『今代源氏東軍談』と、淡路座との関連 | 二、『前太平記今様姿』『今代源氏東軍談』と、淡路座との関連 | |||
三、『前太平記今様姿』『今代源氏東軍談』の成立時期 | 三、『前太平記今様姿』『今代源氏東軍談』の成立時期 | |||
四、天満屋武兵衛について | 四、天満屋武兵衛について | |||
五、天満屋武兵衛の活動時期 | 五、天満屋武兵衛の活動時期 | |||
六、『今代源氏東軍談』の諸本 | 六、『今代源氏東軍談』の諸本 | |||
翻刻 | 477 | 翻刻 | 486 | |
第二章 『和泉式部軒端梅』と江戸人形浄瑠璃関係新出資料 | 491 | 第二章 『和泉式部軒端梅』と江戸人形浄瑠璃関係新出資料 | 501 | |
一、 『和泉式部軒端梅』の書誌と、初日と作者 | 一、 『和泉式部軒端梅』の書誌と、初日と作者 | |||
二、『和泉式部軒端梅』の内容と、原作 | 二、『和泉式部軒端梅』の内容と、原作 | |||
三、豊竹肥前掾供養塔 | 三、豊竹肥前掾供養塔 | |||
四、新出人形浄瑠璃番付四種について | 四、新出人形浄瑠璃番付四種について | |||
翻刻 | 512 | 翻刻 | 522 | |
第三章 『義太夫節根元抄』 | 543 | 第三章 『義太夫節根元抄』 | 543 | |
一、 『義太夫節根元抄』の諸本 | 一、 『義太夫節根元抄』の諸本 | |||
二、『義太夫節根元抄』の資料的価値 | 二、『義太夫節根元抄』の資料的価値 | |||
翻刻 | 551 | 翻刻 | 551 | |
付録 近松没後義太夫節初演作品一覧(未定稿) | 571 | 付録 近松没後義太夫節初演作品一覧(未定稿) | 571 | |
一、 義太夫節初演作品の数 | 一、 義太夫節初演作品の数 | |||
二、整理の目的と問題 | 二、整理の目的と問題 | |||
リスト「近松没後義太夫節初演作品一覧」 | 579 | リスト「近松没後義太夫節初演作品一覧」 | 581 | |
付録 『曽根崎心中』黒部市教育委員会本(影印) | 641 | |||
収録論文初出一覧 | 651 | 収録論文初出一覧 | 657 | |
あとがき | 655 | あとがき | 661 | |