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【 日本レコード文化史 目次 】

(2007.4.30掲載)

まえがき1
1 近代を告げる音
一 言葉をしまっておく機械12
 フォノグラフ公開12
 新機器の背景15
 海外情報17
 紙腔琴開発21
 新興音楽の胎動24
二 聞かぬが恥の蓄音機33
 鹿鳴館の試聴会33
 文明の利器36
 国産第一号41
 販売合戦始まる43
 奥山閣のにぎわい45
三 各地にひろまる文化の福音48
 民衆の娯楽48
 各地の軌跡50
 エピソードあれこれ63
 改良すすむ蓄音機67
 三光堂開店70
U 国産化の道
一 天資堂のレコード輸入78
 蓄音機革命78
 商略を探る80
 平円盤登場83
 第一回録音86
 輸入データ89
二 開放された音の世界96
 平円盤時代開幕96
 勧業博覧会99
 屈折した歌ごえ102
 三光堂の輸入品104
三 日本蓄音器商会110
 日米蓄音機の誕生110
 謎の技術開発112
 製品データ114
 高度成長を見る118
四 明治末期の成長産業124
 天賞堂の商品124
 流行うらおもて129
 桃中軒雲右衛門135
 雲右衛門レコード137
 ひとつの抱負141
V 視界ゼロ時代
一 体質変化の曲がり角144
 複写盤裁判144
 苦境に立つ日蓄149
 アメリカ商法154
 関西業界の興亡156
二 はやり歌から政治まて165
 大衆芸能の変化165
 カチューシャの歌170
 政治への参加178
三 活動写真と洋楽と184
 東京のレコード産業184
 洋楽レコード登場188
 十字屋の輸入盤195
四 混迷打開の道を求めて200
 底なしの沼200
 日蓄の最悪期202
 転換期の使命感204
 もうひとつの情熱210
W 対立と抗争
一 東と西の激突時代216
 日蓄の覇権216
 日東蓄音器218
 力の商法220
 太平洋波高し224
ニ レコード思潮の一転機228
 趣味の向上228
 大阪の新興メーカー233
 文部省の推薦236
 はやり歌の傾向242
三 “レコード芸術”誕生へ249
 洋楽興隆249
 “芸術”への傾斜258
 ナチュラリーを求めて263
 ふたつのアプローチ268
四 波乱呼ぶラジオ出現274
 新しい波274
 ラジオレコード279
 ラジオの刺激283
 レコードの記録291
V 音の大衆化
一 新世紀電気吹き込み312
 音の世態312
 外資投下314
 異変(一)蓄音機税317
 異変(二)政見レコード322
 異変(三)楽士追放324
二 大衆文化のプロローグ328
 視覚の歌ごえ328
 流行歌論争335
 洋楽浸透343
三 花ひらくレコード時代348
 メーカー続出348
 小唄勝太郎355
 受難と栄光359
 レコードの周辺366
四 京阪神の廉売リポート390
 三つどもえの混戦390
 濫売エスカレート396
 歯止めになった統制404
Y 破局から再建へ
一 検閲制度につづくもの408
 検閲のねらい408
 非常時を忘れるな414
 日中戦争前夜420
二 歓呼の声に囲まれて427
 動員令下る427
 戦時下の健全娯楽432
 新体制スタート437
 昭和の懸賞募集441
三 命運尽きて終末へ454
 レコード産業の使命454
 音楽総力戦463
 戦局につれて468
四 日本人のバイタリティ478
 再建第一歩478
 技術革新の彼486
 国際社会のなかで497
あとがき501
年表503
さくいん520

提供者:ね太郎